なぜ?そこを注意されるのか?悩んでいる君へ
プロの発声を学ぶ者は、あるレベルに到達するまで、なぜこの発音を注意されているのか?
それが分からない。
そして悩むことになる。
そういうものだ。
それが普通だ。
私も22〜23歳の頃そうだった。
今の「お弟子さん」達の中にも、
なぜ直されているのか?どう自分を修正していいのか?
分からずに悶々としている者たちがいる。
遠い昔の自分を見るようで、思わず、その気持ちはわかるよ、と言いたくなる。ま、言ってるんだがね。
ナレーション・アナウンスメント・声優の演技、それらは全てにおいて、言われて直ちに出来る!なんてことは絶対にない。
例えば、いきなりピアノのど素人がベートーベンやモーツアルトをグランドピアノで弾けないように。
ギターを持ったことない人がいきなりエリック・クラプトンやエディー・ヴァン・ヘイレンになれないように。
【練習が必要なのだ】だからお稽古しなさい。←これしかない。
ただ厄介なのは、
なまじ自分が声がいいと思ってる人は、普段人からいい声ですね〜とか褒められているので、
なぜ褒められないのか?どこをどうしたら注意されなくなるのか?
分からなくなって迷宮に迷い込む。
ああ、落胆するな!未来の声のプロ達よ。
残念ながら、その『冬』の時期は必要なのだ。
誰もが通る道なのだ。
今は耐えて稽古に励むしかないのだ。
簡単にいうとプロだとそれは全然ダメだということなのだ。
ようやく「お弟子さん」たちのほとんどにそれが分かってもらえるようになった。
練習は楽しいかい?と尋ねると、ほぼ全員、楽しいです!と言ってくれるようになった。教える側としてとても喜ばしい。
しかし、、、、その分かったというのは、実はまだ全然分かってないレベルなのだ。
ヌフフフフ、笑笑www
私の現場に来て、スタジオで、いやアナブースで私が喋っているのを実際に見たとき「納得」がいくだろう。
ソレが「分かった」の第一歩なのだ。
ナレーション収録現場を公開しているプロは、そんなにはいないだろう。
私も「弟子」にじゃないと見せる気はない。
だから誰でも連れては行けないのだ。
日本のトップクラスのナレーターが、「弟子」をスタジオに連れて行って、実際の収録現場を見せるのだ。
我が事で恐縮だが、非常に貴重な機会と言える。
耐雪梅花麗
(雪に耐えて梅花麗し)
諸君!マスクの下で滑舌を磨き上げるのだ!!!
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