いきなりだが、アナタにこの恐ろしい写真を直視して頂きたい。決して目をそらしてはいけない!!!
小沢仁志が夕刊フジに乱入! (画像提供 夕刊フジ)
編集局長ポストを乗っ取り、編集局次長を恫喝。
「ボーッと新聞作ってんじゃねーよ!
こんな見出しで売れるのか、おい!」
あら?あらら?よく見ると、カメラとスマホで撮影してる、
ってことは
何かの撮影?
今度発売されるDVDの宣伝。
実はこれ、「実録・夕刊フジ〜平成報道戦記〜DVDボックス」
の発売予告の一コマ。
しかも夕刊フジの創刊50周年記念作品!なんだそうです。
4月25日発売、ただ今絶賛予約中。
創刊50周年記念作品!
という大きな節目の作品に
誰が!小沢仁志さんに”編集長”をやってもらおう!とか企画したん?
どういう経路で小沢仁志さん乱入!とかいうコンセプト生まれたん?
なんでミニドラマの再現で、しかも小沢仁志さんなの?
顔面凶器が凶器攻撃!って…あ、誰もそんなことは言ってないか?
まあいずれにしても
疑問符だらけの企画意図で作られたこのDVD
だが
出来上がって見ると
完璧!!!だった
おぼえているだろうか?
ワシが言うものなんだが、今新聞が売れない!とか言ってる時代にこの売り方はどうなんだろう?と思っていたのだが、このDVDを見ると夕刊紙が過激にアツかったあの頃を思い出す。
駅の売店に並んでる見出しを見ただけで
ムフフフ!と微笑んだり
とツッコミを入れたり
夕刊紙には、思わず惹きつけられる
見出しがあった。
思わず「笑って」しまう見出しもたくさんあった。
つい笑ってしまいながら、なぜか心がユルんでしまい買ってしまった夕刊紙・スポーツ紙、そんな経験が誰しもあるだろう。
あの頃が懐かしい!
見出しで売る!のだ
ただこのDVDの中にはとてもシリアスな内容のものも出てくる。
ただこのDVDの中にはとてもシリアスな内容のものも出てくる。
ただこのDVDの中にはとてもシリアスな内容のものも出てくる。
光市母子殺害事件…事件発覚後、マスコミは偏った取材を繰り返し、ほとんど憶測で記事を書き、今振り返れば背筋がゾッとする話なのだが、あの犯人の少年をかばう論調に傾いていた。不幸な家庭で育った少年がたまたま魔が差して起こしてしまった気の毒な事件だと(←ふざけるな!)被害者の夫であった本村さんはそんな報道にほとほと嫌気がさし、マスコミの取材に答えようとしなかった。そんな本村さんの重い心を開いたのは夕刊フジの記者だったのである。
若い人であの事件を知らない人は覚えておいて欲しい。
光市母子殺害事件(ひかりしぼしさつがいじけん)1999年(平成11年)に山口県光市で発生した凶悪犯罪。
当時18歳1か月の少年が、排水検査員のフリをして社宅に侵入。在宅だった主婦(当時23歳)を殺害し、屍姦(死体を犯す行為)、泣き叫ぶ娘の乳児(生後11カ月)を床に叩きつけ殺害。さらに財布を盗みゲームセンターなどで遊んでいた。
この事件の「まとめ」もあるので読んでいただきたい(下にリンクします)。その後の弁護団たちの異常とも思える行動に気分が悪くなるだろう。
当時のマスコミは、この犯人を「不幸な環境で育った可哀想な少年」として擁護していたのだ。警察の捜査もそのような擁護の方向になろうとしていた。
その後、被害者の夫、本村さんの尽力により、裁判の中で被害者の家族の知る権利にもスポットが当たるようになった平成の大事件だ。
この記者がいなかったら闇に葬られていたかも知れなかったのだ。
画像提供 夕刊フジ
今新聞は売れない時代かも知れない。
が決してなくなる事はない。
見出しで惹きつけ、思わず買わせる。でも内容はシリアスな記事からスポーツ、お色気、ギャンブル、娯楽、まで
新聞を広げてあのインクの匂いを嗅ぐたびに、そう確信している。
このDVD 平成の事件史を語る上でも相当見応えのある作品に仕上がっている。4月25日発売。順調に予約も入っているそうです。限定品ですお早めに。
第19話 終了。
※ 光市母子殺害事件 → ここ